あまのじゃくの意味を知ってても知らないふりする天の邪鬼

あまのじゃくの意味を知ってても知らないふりする天の邪鬼
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天邪鬼の意味?

知ってますよ!

教えて!って?

嫌なこった!

これこそが天邪鬼 ホント 素直じゃないんだから!

仏教でも神話でも 悪い心を持つ人のことを 天の邪鬼というようです


ご存知のように 素直に出ても良いところを
ひねくれてみたり
人とは反対のことばかり言うようなことを

『あまのじゃく』または『あまのじゃこ』
別に『あまんじゃく』とも言うようです

この『あまのじゃく』の語源については
いろいろと諸説あるようですが

仏教では 天邪鬼という
御仏の教えにことごとく反抗する悪者がいることから

『あまのじゃく』は 人間のいろいろな欲心
つまり煩悩を 象徴的に表したものだそうです

奈良の法隆寺にある 四天王の像や
執金剛の足元に踏みつけられているので
『あまのじゃく』だといわれています

また
四天王の一である毘沙門天像の鎧の腹部にある
鬼面ともいわれています

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古代神話から出たとする説によると

昔 天稚彦(アメノワカヒコ)の召使いで
天探女(アメノサグメ)という女の神様がいました

天稚彦は葦原中国を平定するために
天照大神によって遣わされたのですが

務めを忘れて
大国主神の娘を妻として8年も経って戻らなかったのです

そこで次に雉名鳴女を使者として天稚彦の下へ遣わしたのですが
天稚彦は仕えていた天探女から告げられて
雉名鳴女を矢で射殺してしまいます


この神様は 心が拗けていて 非常に疑い深く
いつもよこしまな行いが多かったそうです

そこで
高天原の天照大神は その行いを戒めるため
雉名鳴女(サギシナナキメ)という使者を使わしましたが

天探女は かえって主人をそそのかして
その使者を射殺させてしまったということです

しかし
その矢が天から射返され 天稚彦自身も死んでしまうのです

天探女はその名が表すように
天の動きや未来 人の心などを探ることができる
シャーマン的な存在とされており

この説話が後に
人の心を読み取って反対に悪戯をしかける小鬼へと変化していった

本来
天探女は悪者ではなかったのですが
天稚彦に告げ口をしたということから
天の邪魔をする鬼 つまり天邪鬼となったと言われています


この天探女が 転訛して 天邪古(アマノジャコ)だといわれ
さらに訛って 『あまのじゃく』となり

今では 軽く風刺的な意味合いで
やたら人に逆らったりするような 素直でない人のことを
『あまのじゃく』と呼ぶようになったのだとされています

また 九州地方では アマンジャグメという

「瓜子姫」の昔話をはじめ多くの民間説話に出てくる
嫌われ者で
それぞれの類型にある共通点は

邪心をもち 物まねが上手で
他人の欠点に乗ずることを得意とするが
負けて滅びる者の一切の条件をそなえていることであるとされている